北別府氏の妻・広美さんが藤浪母を思う 客席で祈るように観戦「お母様の姿に心打たれた」夫に代わりエール
広島OB北別府学氏のブログが、7日に妻の広美さんによって更新された。
闘病中の北別府氏に代わり、ブログを更新している広美さんは、「カープが地元にやっと勝利を挙げる事が出来てホッとしました。やはりカープが負けていると主人も不機嫌になりますので」と報告。続けて、「カープの成績も気になっていましたが、先日の大リーグで初登板した藤浪投手を現地で手を合わせて応援されているお母様の姿に心打たれた方も多かったのではないでしょうか」と記した。
藤浪がメジャーデビューした2日、母・明美さんはアスレチックスの帽子をかぶり、祈るように両手を合わせて観戦。その姿が地元局などの中継に映っていた。
広美さんは「夫が投げている時でさえ緊張していたものですが、我が子が投げるのを見守るお母様のお気持ちはいかばかりだったかと存じます」と思いやり、「主人もブログで何回か藤浪投手の事を書いていました。ご活躍を心よりお祈りいたします」とエールを送った。
藤浪は9日のレイズ戦で先発し、五回途中5失点。2連敗を喫している。
北別府氏は20年1月に成人T細胞白血病を患っていることを公表し、同年5月に骨髄移植を受けた。その後も闘病が続き、今年2月には妻の広美さんによって北別府氏が帯状疱疹を発症したことを伝えている。