オリックス・山本 時は来た!“侍盟友”ロッテ・佐々木朗と14日初対決「絶対勝つ」
オリックスの山本由伸投手(24)が14日のロッテ戦(ゾゾ)で佐々木朗希投手(21)と初めて投げ合う。13日は最終調整を行った。WBCでは侍ジャパンで共に戦い、プライベートでも連絡を取り合うなど親交も深い。野球ファンが注目する一戦。2年連続投手4冠の絶対的エースが令和の怪物と力と力のぶつかり合いを見せる。
野球ファンが待ちわびた、エースの投げ合い。対戦を前に山本から本音がこぼれた。「投げ合えるのは、すごくうれしいです」。そんな喜びやワクワク感を抑えるように「しっかり試合に集中して投げたい」と平常心ものぞかせた。
前回は今季初登板の6日・ソフトバンク戦(京セラ)。6回2安打無失点で初勝利を挙げた。「いい感覚で投げられましたが、それは一回リセットして」。ロッテ打線は藤原ら好調の打者もいる。「いつも通り、一人一人」とテーマを掲げた。
2年連続で投手4冠に沢村賞獲得など誰もが認める球界のエース。ただ、どの球も一級品の右腕でさえ、佐々木朗を「直球もフォークもどちらもすごい」と絶賛する。
WBCではともに戦い、日本を世界一へと導いた。準決勝のメキシコ戦では先発・佐々木朗から山本への豪華リレーも披露した。昨年12月にはテレビ番組の収録でWBC決勝の地であるマイアミのローンデポ・パークに2人きりで視察に行くなど親交も深い。ついに実現する両雄の対決。「内容は秘密です」と多くを語らなかったが「連絡は少しだけしました」と健闘を誓い合ったようだ。
チームは連勝中。勝てば、今季初の3連勝で最多タイの貯金2となる。「とにかく絶対に勝つという、強い気持ちを持って投げたい」。絶対的エースが負けるわけにはいかない。