ロッテ・佐々木朗希 開幕20イニング連続無失点の大台に到達!七回に驚異の最速164キロ 7回無失点で3連勝
「ロッテ3-2ソフトバンク」(21日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテの佐々木朗希投手が今季3度目の先発マウンドに上がり、7回を3安打無失点に抑え、開幕からの連続イニング無失点記録を大台の「20」に伸ばした。開幕3連勝でパ・リーグのハーラー単独トップに立ち、お立ち台では「開幕で3連敗して、悔しさを持って、何とか勝ってやろうと思いました」と振り返った。
初回に2死三塁のピンチを招くも、栗原の痛烈な投ゴロを鮮やかにキャッチしてピンチをしのいだ佐々木朗。三回には中村晃に左前打を浴び、開幕から3試合目で初めて複数安打を許したものの、しっかりピンチをしのいだ。
四回から六回は圧巻の投球でソフトバンク打線を無安打に抑えた右腕。球数が80球を超えてきた七回も「前回、バテてしまったのでペース配分を考えていた」と安定して160キロ台をたたき出し、先頭の栗原はこの日最速となる164キロを計測して空振り三振に仕留めた。続く牧原に中前打を許したものの、次打者を二ゴロ併殺打に仕留めて笑顔でベンチに戻った佐々木朗。この回限りでマウンドを降りた。
今季初先発となった6日・日本ハム戦で6回1安打無失点、14日・オリックス戦では山本由伸と投げ合い、7回1安打無失点。この日の7回を加えると、20イニング連続無失点となった。なおシーズン初登板から連続イニング無失点のプロ野球記録は、1963年の阪神・中井悦雄がマークした「31」が最長となる。