ロッテ・佐々木朗 開幕20イニング無失点!3連勝ハーラートップ!7回88球8K快投!

 「ロッテ3-2ソフトバンク」(21日、ZOZOマリンスタジアム)

 ゆっくりとマウンドに向かい、当たり前のようにゼロを並べる。ロッテ・佐々木朗希投手が7回88球で3安打無失点、8奪三振。開幕から20イニング連続無失点、リーグ単独トップの今季3勝目をつかみ取った。

 プレーボールが“朗希ショー”の開幕の合図だ。初回には2死から柳田に右前打を許し、さらに暴投で2死三塁とされるも無失点スタート。その後もテンポよく腕を振り「早い段階で点を取ってくれたり、その中で良いリズムでできてるかな」とうなずいた。

 “令和の怪物”の直球は衰えを知らない。三回には得点圏に走者を背負ったが、ここからギアチェンジ。四回以降も160キロ超えを連発。七回先頭の栗原への3球目では、公式戦自己最速タイとなる164キロを記録。「前回より真っすぐの走りがよかった。(体力にも)余裕があった」。涼しい顔で驚異の数字をたたき出した。

 昨季までは淡々と試合をこなしていたが、WBC後の変化に投手陣は気づいている。益田は「あいつちょっとあか抜けたんですよね。芋臭さがなくなった」と笑う。小島も「冗談を言うようになった」。三回に佐藤都が先制打を決めた際には、右手を何度も握り締めてガッツポーズしたように、感情を表に出して、チームを引っ張っている。

 吉井監督は「日々成長している。この先どんな選手になるのか楽しみ」と期待を膨らませる。それに応えるように朗希も「おととしよりも去年、去年よりも今年って、ピッチャーとしての耐性はついてきている」。まだまだ成長段階。誰も見たことのない境地へ向かう。

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