里崎智也氏、“無双”ロッテ・佐々木朗希の他の投手との「違い」指摘「打者からすごく近くに見える」 本拠地も“追い風”に
ロッテで捕手として活躍した野球解説者の里崎智也氏が22日、テレビ朝日系「週刊ニュースリーダー」に出演。開幕から快投を続けるロッテ・佐々木朗希投手の他の投手との「違い」について解説した。
佐々木朗は21日のソフトバンク戦で、7回88球を投げ、3安打無失点、8奪三振と好投し、ハーラー単独トップの今季3勝目。開幕から20イニング連続でスコアボードにゼロを並べた。さらには30奪三振をマークし、今季許した安打も、わずかに5本という“無双状態”だ。
21日の試合では、47球投げたストレートのうち、42球が160キロ超えで、平均球速も161・1キロという驚異の数字だったことを番組で紹介した。
タレントの石原良純から「(他の投手と)何が違うんですか?」と尋ねられた里崎氏は「身長も大きいということで、マウンド上で大きく見えるっていうことは、バッターの感覚からするとすごく近くに見えるんですよ」と分析。加えて、手足の長さやストレートが速いことから「より判断する時間が短いのかな」と、打者の対応を難しくしていると説明した。
さらに、里崎氏は「佐々木朗希にとっては、もうワンランク上のピッチングができる要因でもあると思う」と、ロッテの本拠地・ZOZOマリンスタジアムが佐々木朗に有利に働いていると指摘。スタジアムが海沿いにあることから「風が吹くんで、高めのストレートは伸びる、低めのフォークは落ちるところが、かなり大きい」と好投を生んでいると指摘した。
自身なら、佐々木朗をどのように攻略するか問われると、「まずはストレートがどこまでタイミング取れるのかが一番だと思う。ストレートのタイミングが取れないと変化球も打てなくなるので」と説明。とはいえ大多数の打者が手も足も出ない状態とあって、「ストレートかフォークのどちらかにヤマを張るぐらいじゃないと」と、攻略の難しさを語っていた。