ロッテ、546日ぶり単独首位! 開幕3連敗食らったソフトに本拠地で3タテ返し ボビーマジックほうふつ吉井采配
「ロッテ6-2ソフトバンク」(23日、ZOZOマリンスタジアム)
敵地福岡で開幕3連敗を喫したソフトバンクを相手に、ロッテが本拠地ZOZOマリンで雪辱した。先発・大関を四回までにマウンドから引きずり降ろして計6得点。鷹に今季初の同一カード3連敗を食らわし、2021年10月24日以来、546日ぶりの単独首位に躍り出た。
吉井監督は「シーズンは勝ったり負けたり」といつも通りの受け答えだったが、この日も采配が光った。今季初めて1番起用の平沢が3試合連続の適時打。前日2安打1四球の友杉に代え、2番に戻した藤岡も2安打1打点1得点と躍動した。
北海道から移動日なしで迎えた3連戦。指揮官は野手陣の体力温存を目的に、試合前の全体練習を個別練習に切り替えた。福浦ヘッドコーチは「ボビー(バレンタイン監督)の時はバッティング練習なしって結構あったかな。選手が自分たちで考えながらやれるから、いいんじゃないですか」と振り返る。これぞ吉井流。日本一になった05年の「ボビーマジック」をほうふつさせる自主性尊重のロッテが、ペナント争いを熱くする。