阪神が12球団No.1の契約更改満足度「60%」 平均年俸1位は巨人
日本プロ野球選手会は24日、外国人選手をのぞく加入選手(714人)を対象とした年俸調査結果を発表。22年オフの契約更改交渉に関するアンケート調査で、阪神は「満足度」1位の球団だった。
18年オフから満足度ランキングという形で調査を開始(公表は21年オフ分から)。5段階評価の「満足」、「大きく満足」を選んだ合計ポイントが阪神は12球団トップの60・00%で過去最高数値を記録したという。最下位は楽天の24・19%。
選手会・加藤諭次長は「阪神は平均年俸も大きく上がった。そこは反映されている」と説明。平均年俸では12球団中7位だったが、平均889万円増で前年の9位から順位も上げた。査定ポイントの明瞭化や、成績に見合った年俸還元など、選手にとっては“働きやすい球団”と言える。
会員支配下選手の年俸総額は過去最高の319億128万円で、平均年俸は前年比3・6%増の4468万円。球団別では巨人が6807万円で4年ぶりにトップに立った。昨年まで3年連続1位だったソフトバンクは2位の6763万円で、3位は昨年と変わらず楽天で5353万円。
また、最下位は日本ハムの2569万円。球団間の格差が顕著で、選手会・森忠仁事務局長は「これだけ格差が出てしまうのはどうなのか。球団代表が戦力均衡は大事だという割に年俸の均衡はあまりない」と危惧した。