プロ注目の三菱重工West・竹田 被安打12も1失点の粘投で144球の完投勝利
「JABA京都大会、三菱重工West2-1日本生命」(25日、マイネットスタジアム皇子山)
三菱重工Westの今秋ドラフト候補、最速151キロ右腕・竹田祐投手(23=明大)が、12安打を許しながらも1失点と粘りの投球で完投勝利を挙げた。
立ち上がりから毎回走者を背負いながらも踏ん張った。四回には、日本生命の山田健太内野手(22)に先制ソロを浴びたが、追加点は許さず。「めちゃくちゃ打たれてしまい、チームに勢いをつける投球ができなかったけど、何とか粘って、勝ててよかったです。とにかく点を取られないようにと思っていました」とエースとして意地を見せた。
ドラフト解禁年の社会人2年目となる竹田。履正社ではセンバツ準優勝に貢献し、明大では東京六大学通算11勝を挙げ、プロ志望届提出も指名漏れとなった。22年に三菱重工Westに入社し、再びプロの世界を目指すが、「(プロは)全く意識せずに、チームが勝てればそれでいい。初戦なので、勝ててよかったです」と目の前の一戦に全力で挑み、結果を残す。