中日・涌井 移籍後4戦目でセ界初星 36歳7回3失点QS「非常に楽しく投げられた」

 先発し、投げ込む涌井(撮影・田中太一)
 ドアラとポーズを決める涌井
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 「広島3-6中日」(26日、マツダスタジアム)

 マウンドで表情一つ変えずに投げ込んだ中日・涌井秀章投手(36)の頬が少し緩んだ。7回を3失点の力投で中日移籍後4戦目にして初白星。「まずはひと安心。非常に楽しく投げられた」。西武、ロッテ、楽天に続く4球団目でのプレーで、味わい深い通算155勝目をかみしめた。

 多彩な変化球を交え、抜群の制球でコースを突く。七回は西川にソロを浴びて1点差とされた後、坂倉を膝元へのスライダーで空振り三振に仕留めるなど反撃を断った。2点先取直後の三回に3長短打でリードを吐き出したが、その後の援護点は守り抜いた。

 既に先発陣に欠かせない存在の36歳。開幕から勝ち星にこそ恵まれなかったが「今は楽しく投げられているので、それが一番だと思う」と初のセ・リーグで一歩目を踏み出した。

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