浦和学院が乱打戦制す 先発・渡辺が7回7安打5失点、打っては高校通算12号のソロ弾

 「春季高校野球埼玉大会・3回戦、浦和学院11-7埼玉栄」(28日、大宮公園野球場)

 浦和学院が埼玉栄を下し、8強入りした。先発した渡辺聡之介投手(3年)が7回7安打5失点と粘投。打っては高校通算12号となる左越えソロ本塁打を放つなど、両チーム計22安打の乱打戦で勝利に貢献した。

 2点を先制した直後の初回、渡辺は「緊張していてがちがちだった」といきなり4失点。ただ、「ベンチに帰ってきたときにみんなが笑顔で迎えてくれて、チームに支えられているなと思って、2回以降は立ち直って打たせるピッチングでいけた」と以降は走者を背負っても粘り強く投げ込んだ。

 昨秋まで主に「5番・左翼」で出場しており、同関東大会後から投手に専念した。この日は8-4の五回に先頭で左越えソロ本塁打をマークするなど、持ち前の打力を発揮。渡辺の躍動に森大監督も「初回に点数を取られちゃいましたけど、その後、立ち直って自分でもホームランを打ってよく投げたんじゃないですかね。あれだけ頑張って投げられるようになるともう1個チームはよくなる。超収穫」と目を細めた。

 高校入学後から初めてエースナンバーをつけて臨む今大会。右腕は「入学当初からずっと1番を目指してやってきたので、1番を背負っているのはすごい重圧というか、責任がある。次も自分が投げるか分からないですけど、投げて勝たせられるピッチングができたらなと思います」と力を込めた。

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