松井秀喜氏がレッドソックス・吉田正尚を絶賛「私はまったく打てなかったんで」ポイントは「投球に対してのアプローチ」
巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(48)が29日、川崎市のジャイアンツ球場で野球教室を開催した。フリー打撃の実演ではフェンス直撃打など特大飛球を連発。終了後にはレッドソックスで活躍する吉田正尚外野手について、その対応力を絶賛した。
開幕から故障で数試合欠場し、その影響か調子を崩していた吉田。それでも8試合連続安打をマークし、打率は・276へと上昇。4本塁打、16打点と結果を残しており「私は1年目のこれくらいの時期、まったく打てなかったんで。そういう意味では早く適応できているのは彼の実力。素晴らしいことだと思います」とたたえた。
具体的な良さについては「実際、映像をゆっくり見てないですから分からないですけども」と前置きしつつ「もともとね、あんまり三振しない、投球に対してのアプローチがいいんじゃないかなと思います」と語った松井氏。この日は子どもたちの前で柵越えを放ったが「引退してもう10年たってますから。年々、野球教室をやる度に最後打つんですけど、年々飛距離落ちてますよね。きょうは風にも打球が負けていて」と自虐的に語り「一本打つまではやりたいなと思ってますけど、そろそろ怪しいです。それをきょう実感しました」と苦笑いを浮かべていた。