明石商がセンバツ準優勝の報徳学園に1点差敗戦 狭間監督「もう少し力を付けたら、競る可能性はあるなと分かった」
「春季高校野球兵庫大会・準々決勝、報徳学園3-2明石商」(3日、明石トーカロ球場)
明石商が今春センバツ準優勝の報徳学園に1点差で敗れた。
先制点は明石商だった。初回、2死一、二塁のチャンスを作ると、5番・畑山旭外野手(3年)が右越え三塁打を放ち、2点を先制。試合の主導権を握ったが、その後は追加点を奪えず。三回に逆転を許すと、そのまま逃げ切られた。
試合には敗れたが、センバツ準V相手に粘り強さを発揮したチーム。19年に春夏連続で甲子園ベスト4に導いた狭間善徳監督(58)は「もう少し力を付けたら、向こう(報徳学園)の方が強いけど、競る可能性はあるなと分かった。サインミスが2つ出たところが課題。打者は1番から9番まで打つ。守りもしっかりしているし、明石商業らしい野球に近づいている」と振り返った。夏に向けて、明確となった課題を克服する。