滝川二・坂井 2回1失点3K好投も「1点取られたのは詰めの甘さ」 9球団が熱視線
「春季高校野球兵庫大会・準々決勝、滝川二2-1神戸弘陵」(3日、明石トーカロ球場)
今秋ドラフト上位候補に挙がる最速149キロ右腕の滝川二・坂井陽翔(3年)が、今大会初登板で2回4安打1失点3奪三振。阪神や巨人など9球団のスカウトが視察する中でアピールし、4強進出に貢献した。
「1点取られたのは詰めの甘さ。自分の力を出し切れなかった部分は準決勝、決勝で修正していきたいです」
「4番・右翼」で先発出場し、2点リードの八回から登板。いきなり2死一、二塁のピンチを背負い、左前適時打を許して1点を失ったが、後続を抑えた。阪神・熊野担当スカウトは「フォークもスライダーもよかった」と評価した。
準決勝はセンバツ出場の社と対戦。「春は必ず頂点をとって、近畿大会では全員で暴れたい」とチームを優勝に導く意気込みだ。
◆坂井 陽翔(さかい・はると)2005年4月5日生まれ。兵庫県加古川市出身。身長186センチ体重83キロ。右投げ右打ち。小学2年からHIOKAパワーズで野球を始め、中学では播磨ボーイズに所属。滝川二では1年夏からベンチ入り。球種、カーブ、スライダー、カットボール、チェンジアップ、フォーク、ツーシーム。自己最速149キロ。