DeNA、九回劇的サヨナラ勝ち 宮崎の5号ソロで決着「とにかく積極的にいこうと」 両リーグ最速の貯金2けた10に到達
「DeNA3-2広島」(4日、横浜スタジアム)
DeNAが九回、宮崎の一振りでサヨナラ勝ちし、2連勝。両リーグ最速となる貯金10に到達した。
九回、先頭打者として打席に入った宮崎が松本が投じた1-0からの2球目を右翼席に運んだ。宮崎はお立ち台で「サイコーです!風が吹いてくれという思いでした。先頭だったので何とか塁に出ようと思った結果でした。とにかく積極的にいこうと」と興奮冷めやらぬ表情で振り返った。「まだまだ熱い試合を届けたいと思いますので声援よろしくお願いします」と詰めかけたファンに呼びかけた。
0-2と2点を追う五回だ。この日好守でチームをもり立てていた桑原が左中間席へ今季2号。1点差とすると、2死走者なしから8番・京田が中前打を放った。ここで先発の石田に代わって、代打にベテラン・大和をDeNAベンチは送り込んだ。
するとカウント1-1からの3球目に、京田が二盗に成功。今季2盗塁目でチャンスを広げると、大和が最後は右前にはじき返した。勝負強い打撃を見せ、「健大(石田)に代わっての打席だったので、何としても同点に追いつくんだと強い気持ちを持って打席へ向かったことがいい結果につながったと思います。タイムリーになり、よかったです」と明るい表情で振り返った。
今季の大和はこれまで出場した11試合で、6試合が代打出場だった。打席に立つために志願して2軍戦に出場した日もあった。昨季の得点圏打率・290を誇る勝負強い男の一撃で追いつき、九回のサヨナラへとつなげた。
九回を無失点に抑えた森原が楽天時代の20年以来、4年ぶりの白星を挙げた。