日本ハムが劇的サヨナラ勝ちで再び最下位脱出!上川畑が汚名挽回のV打 新庄監督も歓喜 田中正が7年目でプロ初勝利!
「日本ハム3-2楽天」(7日、エスコンフィールド)
日本ハムがサヨナラ勝ちで再び5位に浮上。新庄政権初の3カード連続勝ち越しとなった。
同点で迎えた九回、万波が遊撃内野安打で出塁。伏見の犠打と福田の四球で1死一、二塁とし、上川畑が中越えサヨナラ二塁打を放った。先制点を許した適時失策を挽回した。
2点を追う五回には、上川畑が右中間三塁打で出塁。矢沢の右犠飛で1点をかえした。七回にはマルティネスの2号ソロで同点としていた。
五回までは守備の乱れで劣勢に立たされていた。三回1死一、二塁から島内の遊ゴロを上川畑がトンネル。これが適時失策となって先制点を与えた。五回は1死二塁から小深田の一ゴロを万波が後逸。再び適時失策で2点目を献上していた。
九回を三者三振に抑えた田中正は7年目でプロ初勝利。先発メネズは6回を投げて4安打2失点。自責点は0だった。
新庄監督は「エラーは監督とコーチが悪いです」と反省。圧巻投球の田中正を称賛し、「もう驚かないね。あのマウンドで3人で終わらせてくれた結果がサヨナラにつながった」と笑った。
4月29日の祝日から始まったゴールデンウイークは6勝2敗。本拠地は連日、2万5000人超のファンが詰めかけた。指揮官は「3タテしたかったですが、3つのカードを2勝1敗。上を目指す戦い方ができている。こういう勝ち方を学ばせながら上へ上へ行きます」と前を向いた。