中日・高橋宏斗が今季最長7回1失点 侍女房に痛恨被弾も味方打線が直後に奮起 黒星消える
「中日-巨人」(7日、バンテリンドーム)
中日の高橋宏斗投手が先発し、今季最長となる7回を1失点。同点の七回に侍ジャパンで女房役だった巨人・大城卓に手痛い先制ソロを浴びた。
今季初めて七回のマウンドに立った右腕に待っていたのは悪夢だった。104球目、大城卓にカウント2-2から投じた155キロが高めに浮き、完璧に捉えられた。打球は右翼席へ一直線。思わず膝に手をつき、肩を落とした。
この日は序盤から丁寧にボールを低めに集めた。三回は先頭の投手・赤星に二塁打を浴びたが、続く梶谷を見逃し三振、続く中山は一直に。坂本は四球で歩かせるも、最後は岡本和を空振り三振に仕留めた。
七回に一発を浴びた直後、木下の左翼フェンス直撃となる適時二塁打で試合を振り出しに戻すと、ベンチで両手を挙げて笑みを浮かべた高橋宏。ここ2試合は援護点がなかった中、懸命に腕を振った若き右腕。4月6日のヤクルト戦から1カ月超、白星から見放されているものの、しっかりステップを踏んだマウンドになった。