田中正義が日本ハムで大ブレーク!7年目で初勝利 圧巻3Kで劇的サヨナラ呼び込む「時間はかかったが嬉しい」記念球も届く
「日本ハム3-2楽天」(7日、エスコンフィールド)
日本ハムがサヨナラ勝ちで再び5位に浮上。新庄政権初の3カード連続勝ち越しとなった。
九回、上川畑が劇的打。だが、サヨナラ劇を呼び込んだのは“守護神”田中正だった。九回、小郷、太田、山崎剛を圧巻の3者連続三振。13球のうち、9球が150キロ超えと持ち味の剛速球を連発した。
7年目でプロ初勝利。ソフトバンクから移籍し、新天地でブレークしている田中正は「すごい時間はかかってしまったが、こういう景色が見られて嬉しいです。ゼロで抑えれば必ずサヨナラしてくれると思ったので嬉しいです」と笑みを浮かべた。
直球主体での3三振については、「調子良かったのでどんどん押していこうと思いました」と満足げ。初勝利に「1個勝てて良かったです」とうなずいたが、ヒーローインタビューの時点で記念球は手元にはなく、「見つけた方は田中までよろしくお願いします」と笑わせた。その後、しっかりボールは届けられた。
田中正はソフトバンクにFA移籍した近藤の人的補償で日本ハム入り。移籍後は新庄監督の高い期待のもと、プロ初セーブもマーク。ソフトバンクでは21年に18登板したのが最多だったが、すでに14試合の登板で1勝1敗4セーブ、防御率2・08の成績を残している。