日本ハム・江越が2478日ぶりマルチ安打に照れ「恥ずかしいのでやめてください」 新庄監督の助言「いい結果につながった」

 「ソフトバンク3-6日本ハム」(10日、ペイペイドーム)

 日本ハムの江越が、移籍後初のマルチ安打を記録した。「追い込まれてから最初の2打席はいい対応ができたのかなと思います」と、振り返った。

 8番・中堅でスタメン出場。先頭打者として打席を迎えた三回はカウント1-2から右翼フェンス直撃の二塁打で出塁。同じく先頭打者として迎えた五回の2打席目はカウント1-2と追い込まれながら中前打。二盗も決めた。

 「監督から『追い込まれたらペッパーだ』と。何とか当てて事を起こせと言われていたので、そこだけ意識して。それがいい結果につながったと思います」と振り返る。投手役に軽く当てて返すのがペッパー。軽打でフェンス直撃の一打を放つパワーを見せた。

 新庄監督は「3三振までオッケーで4はアカンぞ。そうしたら打って。そういう声かけの方が彼に合っているのかな」と笑う。この日は2安打のあと2三振。江越も「2三振なのでセーフです」と言う。

 江越のマルチ安打は実に阪神時代の2016年7月27日のヤクルト戦(甲子園)以来。2478日ぶり。「7年ぶりのマルチ」と聞いて「7年ぶりっすか!へー。恥ずかしいんでやめてください」と照れるように笑っていた。

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