ヤクルト・村上、今季初の1試合2本塁打「久しぶりの感覚というか…」と久々の確信歩きも復活 リーグトップの22打点
「ヤクルト4-1中日」(13日、神宮球場)
ヤクルト・村上が今季初の1試合2ホーマー、今季初の3安打、全打点を挙げる活躍で中日に勝利。先発のピーターズの来日初勝利を強力援護した。
村上は「ピーターズまだ勝ててなかったので、何とか白星をプレゼントしようと試合に臨んだので、それができてうれしかったです」とまずはピーターズの初勝利を喜んだ。
この日2本目のアーチは豪快に右翼席上段へ運び、得意の確信歩きも飛び出した。「久しぶりの感覚というか…これからもっともっと打てるように頑張ります」と、遠慮がちに会心の一打を振り返った。「3、4月は本当にチームに迷惑ばかりかけていますし、もっともっと調子が上がっていく一方だと思います。もっともっと頑張ります」と、お立ち台で満面の笑みを浮かべた。
初回2死二塁で、中日のドラフト1位・仲地のストレートをたたいて左中間スタンドへ放り込んだ。本拠地では今季4本目。村上らしい反対方向への豪快な当たりとなった。
六回の第3打席でも右前打を放つと、1点差に迫られた八回には無死一塁から右翼席へたたき込む、得意の確信歩きの豪快な6号2ランで勝利をたぐり寄せた。打点もこの日の4を加えて22打点でリーグトップに躍り出た。「まだ1位じゃないですけど、皆さん笑って終われるように、僕たち一生懸命、頑張ります」と、開幕から極度の不振にあえいでいた三冠王がスタンドのファンに巻き返しを誓っていた。