専大・西舘 MAXタイ152キロ完封で11球団25人のスカウトにアピール

 「東都大学野球2部、専大4-0東洋大」(16日、等々力球場)

 今秋ドラフト候補に挙がる専大の西舘昂汰投手(4年・筑陽学園)が東洋大戦に先発し、被安打3で今季初完封勝利を挙げた。

 自己最速タイの152キロをマークした直球と変化球で翻弄(ほんろう)した。初回こそ2死二、三塁のピンチを背負ったが、5番打者を空振り三振に。二回以降は立て直して、7奪三振の快投で三塁を踏ませず、「完封したいと思っていて実現できたのは自信になる」とうなずいた。

 ドラフト1位候補の左腕・細野晴希投手(4年・東亜学園)を擁する東洋大との対戦とあって、バックネット裏には11球団25人のスカウトが集結。ヤクルト・小川GMは「馬力があって、尻上がりに安定して投げられていた。上位(指名)もあり得る」と高評価した。

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