日本ハム・江越 天国から地獄 3戦連発フイ 延長十二回二塁悪送球バックアップしたらトンネル
「日本ハム2-4西武」(16日、エスコンフィールド)
絶対的に自信のある守備で日本ハム・江越大賀外野手(30)に痛いミスが出た。延長十二回無死一塁。犠打を処理した杉浦が二塁へ悪送球。これをバックアップした江越がまさかのトンネル。痛恨のダブルエラーで一走の生還を許し、決勝点を奪われた。
「振ったところにきました!」。江越がそうコメントしたのは先頭打者として迎えた六回だった。先制された直後で、それまで1安打と抑えられていた西武・今井のスライダー左翼ブルペンにたたき込む貴重な3号同点弾を放っていた。
これが江越にとって出場3試合連続本塁打。阪神時代の16年4月に出場4試合連続本塁打を放って以来7年ぶりの快挙だった。天国から地獄…。そんな一発も失策の前にかすんだ。
打撃面は「僕も、たまには打つんで」と話す一方で「守備は誰にも負けない」と言い切る男の痛恨のミスだった。新庄監督は「こういう展開はミスした方が負け。練習してミスを減らすしかない」とコメント。勝てば4位と0・5差のはずが、敗れて7試合ぶりに最下位に転落した。