ロッテ・種市が完全復活!朗希超えリーグトップの52K 3年ぶり9イニング「自信になった」

 「ロッテ1-1オリックス」(16日、ZOZOマリンスタジアム)

 時折、笑顔を見せながら三振の山を築いた。ロッテ・種市篤暉投手(24)が9回3安打1失点。9三振を奪って今季52奪三振とし、佐々木朗の50奪三振を抜いてリーグトップに立った。「ピンチで取れたらいいなという気持ちで投げてる」と充実の表情だった。

 両軍無得点の三回1死で紅林に左越えの先制ソロを浴びた。それでも崩れない。同点の六回1死二塁からは茶野、代打・T-岡田をともに低めのフォークで空振り三振。序盤は球速が出なかったフォークの握りを修正し、リズムを取り戻した。

 2020年9月に受けた右肘のトミー・ジョン手術から完全復活だ。3年ぶりに9回を投げ、「投げられるんだって自信になった。今の目標は完封」。手応えを得た右腕が、さらなる飛躍へ突き進む。

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