巨人・広岡大志 オリックス・鈴木康平 電撃トレード合意「巨人でプレーできたことを誇りに」「今はただただ驚き」
巨人、オリックスの両球団は17日、巨人・広岡大志内野手(26)と、オリックス・鈴木康平投手(29)のトレードについて合意したと発表した。鈴木の背番号は「32」に決まった。
広岡は智弁学園高からヤクルトに入団し、21年から巨人でプレー。球団を通じ「ジャイアンツでの2年半は、素晴らしい指導者、スタッフ、先輩・後輩、そしてファンの皆さまに恵まれました。ジャイアンツでプレーできたことを誇りに思い、これからの野球人生にしっかり生かせるよう頑張ります。引き続き応援をよろしくお願いします」とコメントした。
鈴木は17年のドラフト2位でオリックスに入団。昨季は14試合に登板し、0勝1敗で防御率6・75だった。今季から登録名を「K-鈴木」から本名の鈴木康平に変更していた。
球団を通じて「今はただただ驚いているということが率直な気持ちです。ここまで思うような結果を残せず、チームが優勝していく中で貢献できでいなかったことが本当に悔しいですし、球団関係者の皆さんや応援していただいている方々に申し訳ない気持ちです。新天地で活躍している姿を見ていただけることが恩返しになると思いますので、今まで以上に頑張っていきたいと思います」とコメントした。
オリックスは内野手の強化に動いた。二塁手は太田が故障し、シーズン序盤に離脱。ベテランの安達は故障で開幕から2軍調整が続く。遊撃手も併用が続いている。16日に今季1号ソロを放った紅林が主戦だが、宜保や野口らと争いを繰り広げる。三塁の宗もベンチスタートがあり、万全とはいえない。パンチ力を秘めた内野手は求めているピースに合致する。
一方の巨人は投手陣の整備が最重要課題。鈴木は先発、中継ぎとどちらも任せられることから、起用の幅は広がりそうだ。