若松勉氏が恩師・中西太さんの訃報にコメント「ついてきて良かったな」

 プロ野球・西鉄(現西武)の強打の内野手として黄金期を支え、打撃指導でも定評があった中西太(なかにし・ふとし)さんが11日午前3時38分、東京都内の自宅で心不全のため死去したことが18日、分かった。90歳。高松市出身。告別式は家族で行われた。

 現役時代に「小さな大打者」の愛称で親しまれ、ヤクルトの監督も務めた若松勉氏(76)が18日、恩師・中西太さんの訃報にコメントを寄せた。

 168センチと小柄な体格で、プロ入りに消極的だった若松氏を何度も口説き落とし、プロの世界に引き込んだのが中西さん。プロ入り後も付きっきりで指導を受け、2000本安打を放つまでに成長した。若松氏は「現役時代もそうだけど、やめてから仕事をもらえるのも中西さんに教えられて、一生懸命やったから。ついてきて良かったなと思います」と当時を振り返った。

 旅立った恩師に向けて「ありがとうございました。また天国でもずっと見守っていてください。自分も長生きして頑張りますので」と弔いの言葉を贈った。

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