中日・石川昂の怠慢走塁を評論家陣が一刀両断 「ボーンヘッドというより怠慢プレー」「大ミス」

 18日の阪神戦で今季初の5連敗を喫した立浪竜。借金は今季ワーストを更新する12となったが、勝機は少なからず存在した。だが、そのチャンスをみすみす手放したのが、八回に飛び出した石川昂の怠慢走塁だ。

 3点ビハインドの八回2死一、二塁から、村松が左翼線に打球を運んだ。二走・石川昂は本塁へ駆け出し、一走・細川は一気に三塁を狙った。左翼・ノイジーは懸命に打球に走り、渾身の送球で細川を三塁手前でタッチアウトにした。だが、石川昂は本塁手前で生還を確信して減速しており、細川が憤死した瞬間に本塁に到達できておらず、得点は認められなかった。立浪監督はリクエストを要求したが判定は覆らず、1イニングの攻撃を残してはいたが、敗戦を決定づけた瞬間になった。

 最下位に低迷し、一日も早く上位浮上を狙う今の中日にあってはならないプレーに評論家陣も反応した。

 サンテレビで解説を務めた中日OBで前阪神ヘッドコーチの井上一樹氏は「(石川昂は)大丈夫だと思って(スピードを)抜いちゃってる」とし、中日OBの山崎武司氏は「(一走で三塁を狙った)細川も絶対にアウトになってはいけない。ドラゴンズは大ミスです」と指摘。阪神OBの中田良弘氏は「こういうケースはこうしよう、常に全力で走り抜けろとか、チームとしての方針が浸透してないと感じる場面だった」と語った。

 中日OBの田尾安志氏も自身のユーチューブ「TAO CHANNEL」を更新し、「ボーンヘッドというより怠慢プレーですね。ドラゴンズOBとして厳しく言いますけど、あんな走塁をしていたのでは、チームの中心選手とは言えません」と糾弾しつつ、「阪神の大山はいつでも全力疾走して、さすがだなと思わせる。(石川昂が)主力になっていくのであれば勉強してもらいたい」と猛省を促すと同時に、失敗を糧として成長してほしいと強く願った。

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