阪神など6球団スカウトが視察 桐蔭横浜大・古謝樹が今季5勝目「試合を作ることが自分の責任」最速145キロ
「神奈川大学野球、桐蔭横浜9-4横浜商大」(20日、関東学院大ギオンパーク)
今秋ドラフト候補に挙がる桐蔭横浜大の最速150キロ左腕・古謝樹投手(4年・湘南学院)が先発し、6回2/3を8安打3失点で今季5勝目を上げた。
毎回走者を背負ったが、粘り強く投げ込んだ。2-0の二回、1死から連打で一、二塁のピンチを背負ったが、コースを突く投球で2者連続三振に。7-1の七回に二つの失策から3連打で2点を失い降板したが、「調子がよくなくてあまり球がいっていない感覚があったけど、試合を作ることが自分の責任だと思うので、悪いながらに一回一回修正しながら7回まで投げられた」と役割は果たした。
この日はNPB6球団のスカウトが視察。最速は阪神のスピードガンで145キロをマークし、吉野スカウトは「左バッターのアウトコースと右バッターのインサイドにキレのあるボールを投げられている。左(投手)でこれだけまとまっていたらいい」と評価した。
チームは明日の横浜商大戦で勝利すれば全日本大学選手権への切符を手にする。古謝は「チームが勝つことが第1優先。ピンチの時でも自分が投げるとなったときにしっかり役割を果たせるように頑張っていきたい」と意気込んだ。