乱闘騒ぎでヤクルト・村上が相手選手の前に仁王立ち 背中をポンポンとなだめて投手を守る

7回、死球を受ける宮崎(撮影・西岡正)
7回、宮崎の死球でマウンド付近に集まる両軍の選手
3回、牧の左前打で三塁に滑り込む宮崎(右)
3枚

 「DeNA-ヤクルト」(20日、横浜スタジアム)

 七回、DeNA・宮崎の死球を巡り、一触即発の乱闘騒ぎが起こった。両軍に警告試合が宣告された。

 主力に3つも当てられたDeNA側の怒りが爆発。近年では珍しい乱闘騒ぎで、23歳の村上が両軍の間に割って入った。

 七回、ヤクルトの4番手・小沢が宮崎に死球。この試合3つ目、イニングではチーム2つ目の死球に宮崎がマウンドに向かって怒りをあらわにすると、二走・関根がマウンド付近へ。ただ、素早く小沢のもとへ駆け寄り、DeNAナインとの間に入っていた村上が“危険”を察知し、関根の前に仁王立ち。関根をなだめるように背中をぽんぽんとたたき、その場をおさめた。

 その後、エキサイトしたヤクルト・森岡コーチ、DeNA・田中コーチを中心に両軍ベンチがもみ合いに。村上、オスナらが間に入り、両軍を引き離そうと声をかけた。ブルペンからも選手が駆けつけもみくちゃとなる異常事態となった。

 このイニングではすでに佐野が右膝に死球を受け、プレーを続行したが、その後は交代していた。さらに六回には牧も死球を受けており、DeNAは主力選手が3死球を受けていた。

 村上は21年の阪神戦で、“サイン盗み疑惑”を巡り、阪神ベンチに抗議。臆することなく相手に向かう姿が、ネットで話題となった。

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