なぜ3死球のDeNAも?「警告試合とは-」話題に 「その後の全ての死球を退場するものではなく」【解説】

 7回、死球を受けて倒れ込む佐野(撮影・西岡正)
7回、死球を受け、マウンドに向かおうとするも、球審に止められる宮崎(撮影・西岡正)
7回、宮崎が死球を受け、両軍ナインが集まる(撮影・西岡正)
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 「DeNA5-3ヤクルト」(20日、横浜スタジアム)

 DeNA・宮崎の死球を巡り、一触即発の乱闘騒ぎが起こった。両軍に警告試合が宣告された。

 DeNA側は牧、佐野、宮崎が計3死球。一方で、ヤクルトはなし。ネットでは「警告試合」がトレンド入りし、「DeNAが怒るのは当たり前」、「3つ当てられて、内角攻められないっておかしくないですか?」、「両軍ともは意味分からん」とDeNAファンの怒りも噴出した。

 一方で、「警告試合ってなんですの?」、「警告試合って何?」、「仕返し防止の意味もあるのね」など、ルールに対する疑問の声も上がった。

 警告試合とは何か。2023年のセ・アグリーメントには、「危険球により退場が宣告された場合、それ以降の判断により警告試合とする場合もある。警告試合が宣告された場合、その後の全ての死球を退場とするものではなく、故意性や悪質性が無いと審判員が判断すれば退場処分にはならない。また、危険球以外の理由によって試合途中に警告試合が宣告された場合も同様である」と明記されている。

 また、続けて「なお、予め警告試合として試合を開始した場合は、死球の程度によらず自動的に退場とする」としており、05年5月15日の西武-巨人で適用されたケースもある。この時は前の2試合で両軍合わせて6死球が乱れ飛んでおり、第3戦では死球を与えたり危険球と判断された投手が即退場となる戦いだった。

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