今が底?苦戦が続く立浪ドラゴンズ 歴史的開幕出遅れを喫した昨季の矢野阪神同時期と比べてみた
これが『底』なのだろうか。中日が22日の巨人戦に敗れ、7連敗となった。借金14は昨季の最多に早くも並んでしまった形だ。
勝率・325で、チームの失策数はリーグ断トツとなる32個、すでに完封負け10回のハイペース…当然、負のデータが並ぶが、失策数といい、完封負けの数といい、なにか聞き覚えがあるような…。そうだ開幕から歴史的なペースで負け続けた昨年の阪神ではないか。
そこで5月3週目終了時点における、昨年の阪神と今年の中日の成績を比較してみた。
▼昨季の阪神
3月 0勝6敗
4月 9勝14敗
5月(22日時点)
8勝9敗
17勝29敗、1分け、勝率・370、借金12、5位と3・0ゲーム差の最下位
▼今季の中日
3月 1勝0敗
4月 7勝15敗
5月(21日時点)
5勝12敗
13勝27敗、勝率・325、借金14、5位と4・5ゲーム差の最下位
開幕で大きく出遅れた昨年の阪神は、5月末からの交流戦で12勝6敗、12球団2位と大きく巻き返したことをきっかけに、最終的には借金3ながらシーズン3位に食い込み、CS進出も果たした。ちなみに阪神が最下位を脱出したのは6月11日、7月24日には最大16あった借金を完済し、2位タイで前半戦を終えている。
中日は現在、チームの105得点がリーグ断トツで最下位(5位ヤクルトで142得点)となっている一方で、135失点は首位を走る阪神の115失点に継ぐ、リーグ2位という優秀な数字を残している。
やはり得点力不足が課題というのは明白。昨季の阪神のように、交流戦を浮上のきっかけにしたいところだが、ここで少しでも巻き返しができないようなら…竜党にとってはこのまま厳しいシーズンとなってしまいそうだ。