ヤクルト 泥沼12連敗で最下位転落 また接戦落とし借金13 高津監督は「歯車がかみ合わない」
「日本ハム5-2ヤクルト」(31日、エスコンフィールド)
どうしたんだヤクルト…。泥沼の12連敗で、借金は今季ワーストを更新する13となった。リーグ2連覇中の王者が中日に抜かれ、最下位転落。高津監督は「全体的に歯車がかみ合わない」と嘆いた。
指揮官のテコ入れも奏功しなかった。昨年7月20日・巨人戦から104試合連続で遊撃先発の長岡を外し、武岡を先発起用。さらに青木を昇格即先発させた。武岡は初回2死一、三塁で失点を阻止する好守と1安打。青木も2安打と活躍したが、悪循環は好転しなかった。
これで12連敗の全てを3点差以内で落とした。得点圏打率がリーグ唯一の1割台と低迷し、接戦をものにできていない。
5月は6勝17敗1分けと大きく負け越した。明るい材料がない状況だが、指揮官は「チームをしっかりまとめないといけない」と次戦へ目を向けた。球界最年長野手の41歳・青木も「明日1つとって流れを切りたい」とナインを奮い立たせるように力を込めた。