「ソフトバンク－中日」（１日、ペイペイドーム）

　昨季まで阪神でプレーし、ソフトバンク加入１年目のジョー・ガンケル投手（３１）の移籍後初勝利はまたもお預けとなった。

　今季３度目の先発で初の本拠地マウンド。３-２のリードで迎えた五回表のマウンドだったが、踏ん張り切れなった。

　１死から福永に安打を許すと、岡林には四球、ブライトには左肘に当たる死球を与えてしまい、制球力のいいガンケルには珍しくボールが荒れた。

　１死満塁。前の打席まで２打席連続三振に仕留めていた３番・細川だったが、カウント２ボール２ストライクからの１４５キロ直球を右翼線へ逆転の２点二塁打。３-４と試合をひっくり返され、ここで降板となった。

　マウンドを譲られた２番手・松本裕が後続を断って、それ以上の失点は許さなかった。ガンケルは４回１／３を５安打４失点。阪神時代の昨季は中日戦に２度投げて１勝０敗、防御率１．３８に抑えたが、その好相性を発揮できなかった。