阪神村上&前川の母校・智弁学園がコールドで2年ぶりの決勝進出 市和歌山を圧倒 春季近畿大会
「春季高校野球近畿大会・準決勝、智弁学園10-3市和歌山」(3日、大阪シティ信用金庫スタジアム)
阪神・村上頌樹投手&前川右京外野手の母校・智弁学園が七回コールド勝ちで2年ぶりの決勝進出を決めた。
15安打10得点と猛打を見せた打線。「1番・左翼」で出場した松本大輝外野手(3年)が2安打2打点、3出塁と切り込み隊長としての仕事を果たした。「この試合は全員で勝つという気持ちで臨んでいた。決勝に進出できるのでひと安心です」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
試合は初回、先頭の松本が相手の失策で出塁。1死三塁から3番・中山優月内野手(3年)の右前適時打で先制した。五回には打者9人の猛攻で一挙4得点。2点リードの七回も打線がつながった。3点を追加し、なおも1死満塁で松本が中前2点適時打。ここで7点差となり、コールド勝ちを決めた。
4日の決勝では第2試合、京都国際-金光大阪の勝者と戦う。「ここ最近は勝ち続けられていなかったので一戦一戦負けない気持ちを持って戦っています。目標は近畿大会優勝です」と松本。2019年以来、16年ぶりの春の近畿大会王者となるために、一丸となり勝利をつかむ。