右肘の張りで今季１軍未登板の巨人・菅野智之投手（３３）が１１日・ソフトバンク戦（ペイペイ）で先発する可能性が４日、浮上した。

　右腕は４日のイースタン・日本ハム戦（鎌ケ谷）で先発し、六回途中３安打１失点、７９球を投じた。初回に浅間から先頭打者本塁打を食らうも、その後は丁寧にボールを投げ込んだ。球数も８０球を目標に、７９球を投じ、１５０キロに迫る直球も披露した。

　原監督は「順調でしょう。（時間は）相当あげてるつもりですけど。有休はとっくに過ぎたんじゃない？」と菅野について言及。阿波野投手チーフコーチも「待ちわびている投手の１人ですから良いニュース。だいぶ１軍の方が見えてきたんじゃないかな」と話した。

　菅野は３月１８日に行われた日本ハムとのオープン戦（東京ド）で先発するも、右肘に張りを訴えて、１回１失点で緊急降板した。その後はファームで調整を行い、５月２８日のイースタン戦で実戦復帰していた。