明大・上田主将 マルチだ!3ランだ!圧倒的存在感で7回コールド初戦突破

 「全日本大学野球選手権・2回戦、明大7-0日大」(7日、神宮球場)

 2回戦6試合が行われた。優勝候補の明大は日体大に七回コールドで初戦を突破し、8強入り。今秋ドラフト候補に挙がる主将の上田希由翔内野手(4年・愛知産大三河)が3ランを含む3打数2安打3打点と圧倒的な存在感を示した。投げてはエース・村田賢一投手(4年・春日部共栄)が6回5安打無失点と役割を果たした。

 試合を追うごとに頼もしさが増していく。主将・上田希が初戦でいきなりアーチを描き、チームは快勝。12球団のスカウトが視察する前で圧倒的な存在感を示した。

 「ボールが(グラウンドに)戻ってきたけど、審判を見たら手を回していたのでホッとした」

 見せ場は1-0の二回だ。3点を追加してなおも1死一、三塁。カウント2-1から内角高めの直球を振り抜いた。打球は右翼スタンドに到達し3ランに。ダイヤモンドを一周してベンチに戻ると満面の笑みで仲間とハイタッチした。

 大学球界屈指の好打者に、楽天・愛敬アマチュアスカウトグループ・マネジャーも「スイングに力があって長打を打てる。大砲候補として楽しみ」と高評価した。

 優勝候補として臨んだ前回大会は準々決勝で敗退。今大会はその雪辱に燃える。「チームの中心として波を作らないように自分がしっかりしないといけない」と主将。頼もしい背中でチームを引っ張っていく。

 ◆上田希由翔(うえだ・きゅうと)2001年8月12日生まれ、21歳。愛知県出身。183センチ、93キロ。右投げ左打ち。内野手。六ツ美北部小1年から岡崎JSクラブで野球を始め、岡崎南中では幸田ボーイズでプレー。愛知産大三河では1年夏からベンチ入りし、2年夏に甲子園出場。明大では1年春から出場し、3年時に大学日本代表に選出された。

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