新庄監督が痛恨ミスの清水に苦言「緊張感が欠けている」山田コーチも「ありえない」と注意 走者生還に気づかずミット外す
「日本ハム2-7広島」(8日、エスコンフィールド)
日本ハムが今季2度目の同一カード3連敗。交流戦借金1となった。
2つの失策が響いた。同点で迎えた五回、内野安打と四球で無死一、二塁とされ、上本の送りバントを一塁・加藤豪と上沢が一瞬、譲り合う形となり、慌てて一塁に送球した上沢が悪送球。無死満塁の大ピンチを迎えた。
この後2死を奪ったが、野間の打球は右前へ。その際に万波のバックホームを清水が捕球できず二者が生還した。さらに後逸したのを見て本塁に突入してきた一走に清水が気づかず、ミットを外す“痛恨ミス”。ミットの再装着が遅れたため、バックアップした上沢の送球も間に合わず生還も許した。結果的に、単打で満塁走者一掃となった。
このプレーについて試合後、新庄監督は「清水君も次の走者に対しての緊張感というか、そういうところが欠けているような感じには見えました」と振り返る。山田バッテリーコーチは「プレー中にミットを外す、ありえない。本人が一番感じていると思う。今後やってはいけないミス」と手厳しかった。
清水は「100%自分のミス。タイムがかかるまで最後までやらないといけない」と猛省。このプレーで二走・上本が審判と衝突して倒れ込むなどしていた影響を問われると、「それは言い訳にならないので。しっかり、最後の最後までしっかりやるべきことをやらないといけないので、それは本当にチームにも申し訳ないですし、上沢さんにもそういうプレーはよくないのでそこはしっかり反省というか、2度とないようにしないといけないと思います」と振り返った。