青学大・常広6回0封 ドラ1候補の威厳!圧巻9K スカウト陣感嘆
「全日本大学野球選手権・準々決勝、青学大9-0中部学院大」(8日、神宮球場)
準々決勝4試合が行われ、青学大は中部学院大に七回コールド勝ちし、4強入りした。今秋ドラフト1位候補に挙がる常広羽也斗投手(4年・大分舞鶴)が6回3安打無失点と好投。自己最速タイとなる153キロをマークした直球を軸に9奪三振と、視察したスカウト陣をうならせた。明大は仙台大に快勝し、白鷗大、富士大も勝ち上がった。
ドラフト1位候補の威厳を示すような投球だった。自己最速タイの153キロをマークした直球を軸に変化球と織り交ぜて9奪三振。常広は「緊張がいい方向に向いて、いいピッチングができた」と頬を緩めた。
圧巻だったのは六回だ。1番打者をフォークで空振り三振に斬ると、リズムに乗った。2番を149キロ直球、3番にもフォークで3者連続奪三振。自身にとって最後の登板回に「気合を入れた」と格の違いを見せつけた。
圧巻の投球を披露した右腕について、視察した西武・渡辺GMは「将来性もあるし球も強い。上の方で指名される選手なんじゃないかな」と評価。常広自身も「途中から力感なく投げられたのでそこを評価してもらえたら」と納得の表情を浮かべた。
◆常広羽也斗(つねひろ・はやと)2001年9月18日生まれ、21歳。大分県大分市出身。180センチ、73キロ。右投げ右打ち。投手。南大分中では大分シニアでプレーし、大分舞鶴では1年夏からベンチ入り。青学大では2年春からリーグ戦デビュー。最速153キロ。50メートル走6秒2、遠投120メートル。