「ソフトバンク５－１巨人」（９日、ペイペイドーム）

　ソフトバンクが勝ち、ロッテとオリックスが敗れたためパ・リーグは上位３チームのゲーム差が０になった。勝率差で首位がロッテ。ソフトバンクがオリックスを抜いて２位に浮上した。

　ソフトバンクは甲斐拓也捕手が攻守でチームを引っ張った。打つ方では二回の先制４号３ラン、八回は貴重な追加点となるタイムリーを放つなど３安打４打点の大暴れ。マスクをかぶっては先発の和田をはじめ５人の投手をリードして１失点に抑えた。

　藤本監督は試合後に開口一番で「甲斐がよく頑張ってくれた」と称えた。交流戦に入り、３本塁打、８打点と好調。藤本監督は「状態が上がってきている。タイミングのとり方が柔らかくなったというか、それでコンタクトしやすくなっていると思う」と頷いた。

　また、甲斐が打点をあげた試合は、昨年５月からチーム３０連勝となった。「すごいですね。これから毎日打ってもらいましょう」と甲斐の“不敗神話”にも期待を寄せていた。