西武・隅田 粘投5回1失点で4月19日以来の今季2勝目「カーブをしっかり生かして」

 「西武2-1ヤクルト」(9日、ベルーナドーム)

 2軍再調整を経て上がったマウンドで西武・隅田は毎回走者を許しながら5回1失点と粘った。救援陣にも助けられ、4月19日以来の2勝目。ドラフト1位で入団した昨季は3戦3敗と苦しんだ交流戦で、辛抱強く7奪三振。「うまく決めるところで三振を取れたりしたので良かった」と手応えを得た様子だった。

 初回先頭の山田の三塁打から2番青木に中前打と、わずか5球で先制を許したが、その後は巧みにカーブで緩急をつけた。2-1の五回2死一塁で青木には外角へカーブを投げ、外崎の好守もあって二ゴロに打ち取りグラブをたたいて喜んだ。

 5月21日に5敗目を喫し、翌22日に出場選手登録を外れてから「カーブをしっかり生かして投げることを見つめ直した」。昨季は1勝10敗と期待に応えられず、巻き返しを期した今季も黒星が大きく先行したとあって「絶対勝とう」と気合十分で臨んだ一戦。サウスポーの必死の思いが伝わったかのように、後を受けた仲間の4投手が得点を許さなかった。

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