巨人が壮絶打撃戦制して5割復帰 坂本が5年ぶり先頭打者弾、大城卓逆転3ラン、岡本が2戦連発15号2ランなどで鷹粉砕

 7回、左越え2ランを放ちナインに迎えられ岡本和(中央)
 4回、右越え3ランを放つ大城
 1回、ソロを放ち、ダイヤモンドを回る坂本
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 「ソフトバンク6-10巨人」(10日、ペイペイドーム)

 巨人が、壮絶な打ち合いを13安打10得点で制した。再び借金を完済し、勝率を5割に戻した。

 打線は坂本が一回に左中間スタンドに運ぶ5月31日・ロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)以来の8号ソロを放った。これが坂本にとって5年ぶりの初回先頭打者本塁打となった。

 1-3の四回に打線が奮起した。2死一、二塁から大城卓が右越えの9号3ランを放って逆転した。さらに一、二塁から坂本が左線適時二塁打を打って1点を奪うなどこの回、打者一巡の猛攻で5点を奪った。6-4の七回2死一塁では岡本和が左翼スタンドへの2戦連続15号2ランをかっ飛ばした。

 先発ローテの谷間となったこの日、中継ぎ陣による“ブルペンデー”となった。今村が先発したが三回途中を5安打3失点でKOされた。左腕は二回まで無失点と力投。だが落とし穴は1-0の三回に待っていた。無死一塁から中村晃に右線適時二塁打を浴びて同点とされた。さらに1死一、三塁から柳田に右線適時二塁打を打たれて逆転を許すと険しい表情を浮かべた原監督がマウンドに向かい降板を告げた。

 継投は2番手・大江から菊地、高梨とつないだ。5番手の鈴木康が七回、近藤に2ランを浴びて8-6と2点差に迫られた。七回途中にマウンドに上がった6番手・中川が回またぎで八回も登板して無失点に抑えた。最後は守護神・大勢が無失点で締めた。

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