巨人がソフトバンク戦5年ぶり勝ち越しで貯金1 丸が2発、復帰の菅野は5回2失点で今季初勝利に感慨「少し報われた」

 5回、丸が右越えに本塁打を放つ
 5回、ソロ本塁打を放ちナインに迎えられる丸
 5回、ソロ本塁打を放った丸(左)を迎える原監督
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 「ソフトバンク2-4巨人」(11日、ペイペイドーム)

 巨人が接戦を制し今カード2勝1敗で勝ち越し。5月26日以来の貯金1とした。ソフトバンク戦の勝ち越しは18年以来、5年ぶりとなった。

 右肘の張りから復帰した菅野が今季初登板初先発。5回で93球を投げ4安打2失点、4四死球、4奪三振で降板した。二回まで1安打無失点とまずまずの立ち上がり。三回は2死一塁から近藤と柳田に対して8球連続ボールで2者連続四球を与えて満塁のピンチを招いたが柳町を三直に抑えた。四回には2死二、三塁から中村晃に147キロ直球を左前にはじき返されて2失点し先制点を献上した。

 2点を追う五回に味方打線が援護した。丸が右越えの7号ソロを放って1点差とした。1死満塁から秋広の右前打で同点に追いつき続く岡本和の中犠飛で勝ち越しに成功。菅野は、勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。

 六回は大江、菊地、高梨と1イニング3投手の執念継投で無失点で切り抜けた。七回はセットアッパー・中川、八回は開幕投手も務めたが、リリーフに転向したビーディが無失点に抑えると、九回には丸がこの日2本目の本塁打を放ち、追加点を奪った。

 菅野はヒーローインタビューで「すごくつらい時間でしたけど、今日、少し報われたような気がします」と感慨深げ。「まだまだ取り返すチャンスはあると思うので、最後まで腕を振っていきたい」と力強く話した。

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