日本ハム・マルティネス 古巣撃ち逆転9号3ラン 中日ファンに「敬意」ポーズ封印
「中日3-6日本ハム」(17日、バンテリンドーム)
思いの詰まった打球は右翼席最前列に消えた。六回1死一、二塁、日本ハムのアリエル・マルティネス捕手が逆転の決勝3ラン。昨季まで在籍した中日戦での恩返し弾を「この球場が恋しいと思ったこともありますし、ドラゴンズファンの前でパフォーマンスを見せることができました」と喜んだ。
いつも披露する両手で頭上にハートマークを作る歓喜のポーズは封印した。中日ファンから授かったポーズであることを明かし、「自分なりの敬意の示し方だった」とその理由を話した。
チームは中日戦5連勝で、交流戦の勝率は5割に戻した。新庄監督はフルスイングしながら逆方向に飛ばした一発を「あっち向いてほい打法…に見えないですか?」と表現。「でも、しっかり右に引っ張れている。素晴らしかった」と称賛した。
マルティネスはこれでシーズンキャリアハイとなる9本塁打。「力には自信がある。当たれば飛んで行く」と頼もしい。さらに量産して勝利に貢献する思いだ。