ソフトバンクが大勝で2連勝 ドラ2大津が1球でプロ初勝利 交流戦Vの可能性残し終了 終盤、虎中継ぎ陣に猛攻

 プロ初勝利を挙げた大津(左)と藤本監督(撮影・中田匡峻)
 7回、左中間へ2点適時二塁打を放つ近藤(撮影・立川洋一郎)
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 「阪神0-9ソフトバンク」(18日、甲子園球場)

 ソフトバンクが大勝で阪神に連勝。2カード連続勝ち越しとなった。交流戦を11勝7敗で終え、優勝の可能性を残した。

 0-0で迎えた七回に打線が目覚めた。阪神3番手・加治屋に対して、先頭・甲斐が左中間二塁打を放つと、代打・三森の二ゴロで三進。続く中村晃が四球を選んで1死一、三塁とし、牧原大が左中間へ先制の適時二塁打を放った。

 さらに1死二、三塁から、近藤が代わった及川から2点二塁打。2死一、二塁からは代打・野村勇、今宮の連続適時打が飛び出した。この回だけで、打者10人で5安打を放って5点を奪った。さらに八回に2点、九回に2点と畳みかけた。

 624日ぶりの1軍登板となった先発・スチュワートは、5回1/3を6安打無失点と役割を果たした。

 初回2死で前川への5球目に、自己最速の160キロを計測。大半が150キロ中盤から後半だった直球には力があり、8三振を奪った。

 気迫もあふれていた。三回2死二塁で中野を一飛に打ち取ると、派手にグラブを3度たたいた。四回2死一、三塁は梅野を高めの159キロで空振り三振に仕留めると、2度も大きくほえた。

 2018年のMLBドラフトで1巡目(全体8位)指名を受け、19年5月にソフトバンク入りした来日5年目の右腕が能力を見せつけた。

 0-0の六回1死一二塁から登板し、ミエセスを三ゴロ併殺に仕留めた2番手のドラフト2位・大津(日本製鉄鹿島)や、先制直後の七回を三者凡退に仕留めた津森らリリーフ陣の奮闘も光った。打者1人に1球ながら、大津がプロ初勝利となった。

 チームはリーグ戦が再開となる23日から、オリックス3連戦(ペイペイドーム)に臨む。

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