「ＤｅＮＡ－日本ハム」（１９日、横浜スタジアム）

　シーソーゲームが続く一戦。同点の八回には、球場騒然のプレーが起きた。

　２死一、二塁で打席に蝦名。低めのボールを捕手・伏見が止め切れず、ボールがバックネット方向に転がった。二走・柴田に続き、一走・関根も一気にホームに返ってきた。沸き立つスタンド。だが、このプレーに対し、日本ハム側がハーフスイングをアピールした後、死球と抗議。審判団が集まって協議が行われた。

　球審の木内審判がマイクを握り「ただいまの投球に対し、まずスイングのリクエストがありました。一塁塁審はノースイング。打者は足にボールが当たっていましたので、ヒット・バイ・ピッチ。走者を戻して、ツーアウト走者満塁で試合を再開します」と説明。

　打者が死球判定で２死満塁となり、２点が帳消し。“幻の２得点”に、球場は大混乱となった。さらに続く佐野が捕邪飛に倒れると、スタンドからは悲鳴が漏れた。