けなげすぎる楽天ファン話題「交流戦Vまであと○○点」ボード 大量失点も書き直し続ける 解説者も胸痛める「彼は希望捨てず」

5回楽天の攻撃中、『あと39点』のボードを掲げる楽天ファン(撮影・園田高夫)
5回、『あと43点』を掲げる楽天ファン(撮影・園田高夫)
2回、劣勢に頭を痛める石井監督(撮影・園田高夫)
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 「ヤクルト-楽天」(20日、神宮球場)

 楽天は、可能性を残していた交流戦優勝が限りなく遠のいた。

 初回に先発の藤平がオスナに3ラン、内山2ランを被弾し、5失点。二回にも1失点すると降板。その後も西口、津留﨑、伊藤という継投陣がヤクルト打線を止められず、5回までで13失点を喫した。

 楽天が交流戦で優勝するためには、残り2試合に連勝して、かつ得失点差をプラス30点以上とすることが条件だったが、極めて厳しい状況に。

 左翼スタンドには試合前から「優勝まで残り30得点」という自前の応援ボードを掲げるファンが複数いたが、三回の攻撃前には残り30点の部分を36点に修正し、その後もヤクルトの得点が入る度に修正され、五回にはついに40点の大台に。テレビでも映し出されると、フジテレビONEで解説を務めた五十嵐亮太氏は「あ~また書いてる。40超えましたね。書くのもだんだん寂しくなってくるけど」とその姿に胸を痛めつつ、「でも彼は希望を捨てず書き続けるんでしょうね」と、思いやった。

 SNSでは「なんて前向きなのか。見習わねば」、「ボード書き直してる楽天ファン、愛を感じる」などの声があがっていた。

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