中日・高橋宏 5安打2失点で3勝目 交流戦3試で合計22回2/3を防御率0・00
「楽天2-5中日」(21日、楽天モバイルパーク)
中日・高橋宏は七回途中まで5安打2失点で3勝目を挙げた。3年目で自身初の完封をマークした、前回13日のロッテ戦に続いての好投。試合後は七回に自らの失策も絡んで失点した反省もあり「5点取ってくれたので6点取られない投球を掲げた。野手の皆さんのおかげ」と控えめに喜んだ。
この日は今季初めて5年目の石橋とバッテリーを組んだ。最速155キロの直球と鋭く落ちるスプリットを織り交ぜ、次々と打者を打ち取った。二、四回はいずれも2死満塁のピンチを招いたが、二回は山崎を直球で、四回は勝負強い代打・島内をスプリットで中飛に抑えて切り抜けた。
七回は2失策が絡んで2失点したが、自責点はなし。3試合で合計22回2/3を投げた交流戦の防御率は、これで0・00に。奪三振は5個を積み上げて計75個となり、リーグトップに立った。
「自分の調子をもっと上げていかないと。修正して、どんどん攻める気持ちを持って頑張ります」と気は緩めない。チームは交流戦で負け越したが、最後は未来のエースの快投が光り、5位タイに浮上した。