日本ハム “新庄覚醒工場”稼働に自信 移籍の郡司は捕手「(中日は)経験させてないから」山本拓と早期1軍バッテリーデビューへ
日本ハムの新庄剛志監督(51)が、22日、トレードで中日から獲得した郡司裕也捕手(25)の覚醒に自信を見せた。
チームは北海道北広島市のエスコンフィールドで全体練習。報道陣に対応した新庄監督は郡司と、ともに移籍した山本拓実投手(23)について「近いうちに、バッテリーでいかせたい」と早期デビューを示唆。捕手としての実戦経験が少ない郡司について「そんなの大丈夫」と言い切った。
郡司は1年目の2020年には捕手として1軍で24試合に出場。だが21年は5試合、22年は2試合と出場試合数は激減している。それでも「(中日が)経験させていないから。どんなもんか、分からない」とにやりと笑う。
前例はある。今季は中日から自由契約となったアリエル・マルティネス捕手を獲得。中日時代は捕手としての実績は乏しかったが現在は正捕手争いするなど覚醒中。「中日クビになったんですか?その情報を聞き出した瞬間にすぐ球団に言いましたからね。捕りましょうと。オレ、キャッチャーでいきたかったから」と獲得の経緯を明かした。
郡司は慶大時代に東京六大学で三冠王に輝くなど打撃には定評がある。“新庄覚醒工場”の稼働で、新庄監督が求める「打てるキャッチャー」として大きな戦力に育てあげる思いだ。