原巨人 拙攻で4位転落 中田翔は途中交代 コンディション考慮も「打てないから」
「広島3-2巨人」(25日、マツダスタジアム)
再開したリーグ戦は厳しい船出となった。巨人は交流戦明け最初のカードを負け越しで終えて4位に転落。右太もも裏の肉離れとみられる坂本勇人内野手が抜けた打線は苦戦が続く。10安打しながら、2得点に終わり、原監督も「もう1本が出なかったね」ともどかしさを募らせた。
将は動いた。1点差に迫った四回1死二塁の好機で空振り三振に倒れるなど、2三振を喫していた中田翔を四回の守備からベンチに下げた。中田翔内野手は5月に右太もも裏の肉離れで戦線離脱も経験している。原辰徳監督は「コンディションを考慮しての交代か?」との問いに、「そういうことでしょうね」と話した。
一方で中田翔自身は「ただ打てないから代わっただけです」と悔しさをにじませた。代わって入った丸も2打数無安打に終わり、頼りの実績組に元気がない。次戦からは松原に代わって、ブリンソンが1軍に昇格する見込みだ。チームは現状を打開できる起爆剤を欲している。