江夏豊氏が明かす制球力の極意「最終的には自信」阪神臨時コーチでも後輩に伝授「キャッチボールを大切に」

 江夏豊氏
 阪神・藤浪に語りかける江夏臨時コーチ=宜野座
 阪神・藤浪の投球をじっと見つめる江夏臨時コーチと中西コーチ=宜野座
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 巨人のエースとして活躍した江川卓氏が27日までに、自身のYouTubeチャンネル「江川卓のたかされ」に新規投稿。ゲストで江夏豊氏が出演し、コントロールの極意を明かした。

 かつて「アウトローが生命線だった」と語っていたレジェンド左腕。その制球力はいかにして作られたのか-。江夏氏は「最終的には自信。自信があれば思ったとこにボールが行くし、疑心暗鬼になればボールはブレてしまう。あそこに行くかなという気持ちで投げるよりは、行くんだ、投げるんだという強い気持ち。それが大事だよね」と明かした。

 技術面については「体がブレない、頭がブレない。頭がブレるということは目線がブレるということだから。なかなかコントロールが定まらない。それを直していくには、体の芯がブレない、ズレない」と解説。江川氏も「江夏さんが自信とおっしゃるのは、絶対にそこに行くという練習をしているから、怖くなくてそこに自信を持って投げられるということなので。コントロールというのはそういうものですから」とうなずいた。

 その上で「だから日頃からコントロールということを考えて、ここで(ボールを)離せばそこに行くという自信にならないので。練習でできなかったら試合でできない。できない人は不安になってランナーがたまったりすると、そこに投げらんない。我々は練習でできるという自信を持ってマウンドに上がっていたので」と江川氏は力を込めた。

 江夏氏はかつて阪神で臨時投手コーチを務めた際、「キャッチボールを大事にしなさい」というアドバイスを後輩達に送っていた。練習でリリースポイント、体のブレ、ボールの軌道を追うことで身に付けた抜群の制球力。その極意を惜しみなく明かしていた。

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