オリックス・宮城に悲運…3度目の正直で佐々木朗希に投げ勝つも7勝目霧散もサヨナラ勝ちで好投報われる
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「オリックス2-1ロッテ」(27日、京セラドーム大阪)
オリックスの宮城大弥投手が3度目の正直で佐々木朗希との投げ合いを制したが、リーグトップの7勝目は霧散した。8回3安打無失点、8奪三振と好投するも、1点リードの九回に守護神・平野佳が追いつかれ、白星は消滅。それでもサヨナラ勝ちに満面の笑みを浮かべた。
まさに緩急自在の投球だった。右打者の懐にキレのあるストレートを投げ込んだかと思えば、最遅98キロのスローカーブを織り交ぜ初回無死一塁から15人連続アウトの離れ業。六回2死満塁のピンチは10球に渡る勝負でポランコを打ち取った。
八回まで続投しスコアボードにゼロを並べた宮城。だが九回に守護神・平野佳が2死三塁から同点の右前適時打を浴びた。それでも宮城はベンチの最前線に陣取り、懸命に声を送った。その裏、女房役の森がサヨナラアーチを放ち、好投は報われた形になった。