高校野球兵庫大会始球式は飛躍の登竜門!?未来のオリンピアン、女子重量挙げの羽藤が大役 過去には、八木かなえや阿部詩ら

 「高校野球兵庫大会・1回戦、科学技術-三木北」(2日、明石トーカロ球場)

 兵庫大会が開幕し、1回戦の科学技術-三木北で、女子重量挙げ選手の明石清水・羽藤美優(3年)が始球式を行った。力強い投球フォームからノーバウンドで捕手のミットへ。「初めて球場で投げたんですけど、ワンバウンドなしで届いて気持ち良かった」と笑みを浮かべた。

 羽藤さんは21年にインターハイ種目となった女子重量挙げで45キロ級の初代王者。昨年は49キロ級で連覇を果たすなど、高校の大会では負けなしで、今年11月にメキシコで行われる世界ジュニア大会の日本代表にも選ばれている。

 これまで、兵庫大会の始球式では県内の高校の女子トップアスリートを起用。過去には重量挙げでロンドン、リオデジャネイロ、東京と3大会連続五輪代表に選ばれた八木かなえや東京五輪の女子柔道52キロ級で金メダルを獲得し、パリ五輪日本代表に内定している阿部詩ら世界で活躍する選手らが大役を務めてきた。

 今回、始球式を行った羽藤の夢も世界で活躍する選手だ。「夢はオリンピックで金メダルを取ることです」と28年のロサンゼルス五輪に照準を合わる。先輩たちが刻んだ足跡にならって“オリンピアンロード”を歩む。

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